SYSTEMBASE

概要

Wi-Fi HaLowは、Wi-Fi Allianceが新たに制定したIEEE 802.11 ahに基づく無線通信技術で、さまざまなIoT機器のデータを長距離で伝送できる次世代無線LAN技術です。Wi-Fi HaLowを組み込んだuHaLowは、USB信号をサポートする機器にWi-Fi HaLow無線通信機能を提供する無線ゲートウェイコンバータで、USB 2.0をサポートし、無線区間で最大1.5Mbpsの通信速度を提供するWi-Fi HaLowを搭載しています。これは、既存のWi-FiやBLEなどが持つ近距離通信技術の限界を克服したSYSTEMBASEの次世代無線ゲートウェイコンバータです。ユーザーの皆様はSYSTEMBASEのWi-Fi HaLowを利用して、USBベースの長距離無線ネットワークを構成し、スマートグリッドやセンサーネットワークなどのさまざまなM2Mネットワークを構成してご利用いただけます。

遠距離、低電力WLAN技術 Wi-Fi HaLow

Wi-Fi Allianceで2016年に承認されたIEEE 802.11 ah（Wi-Fi HaLow）は、921.5～922.5MHz（USN1 Band）を利用するWLAN技術です。従来のWi-FiやBLEなどが利用する2.4GHzのISM帯域は、様々な通信機器で過密化し、輻輳による安定性の低下を招いています。 Wi-Fi HaLowは、このような問題を克服するために Sub 1GHzを活用し、
安定性の低下を招いています。 Wi-Fi HaLowは、このような問題を克服するためにSub 1GHzを活用し、通信距離100mにとどまっていた従来の無線通信技術の限界を克服し、約1～1.5kmの遠距離通信を実現し、省電力特性でバッテリー駆動によるセンサーネットワークおよびM2M通信ネットワークへの優位性を持つ次世代IoT用WLAN技術です。

カスタマイズのワイヤレスネットワークの構築

Wi-Fi HaLowネットワークを介して接続された遠隔地の機器を 簡単に通信、制御、監視することができ、1対1通信モードのInfrastructure/Soft AP通信モードにより、ユーザーの現場環境に合わせてネットワークを構成および活用できます。

向上した信頼性と高性能

uHaLowは、安全性の高いセキュリティプロトコルをサポートしています。高度なセキュリティが求められる用途にWPA2-PSKを使用した信頼性の高いワイヤレス通信を利用できます。また、設計段階で各種使用状況を想定した部品を採用し、信頼性と性能を両立しています。

各種ソフトウェアユーティリティのサポート

uHaLowにはユーティリティプログラムを提供しています。
TestView™: シリアルポート通信の性能と安定性をテストする機能を提供しております。
HaLowConfig: Windows用の簡単設定ユーティリティで、手軽に設定およびモニタリング機能を提供しております。